REMY Kitchen Bakeryはロシア南部で第1号店をオープンし、ホスタにあるプレミアムなサナトリウム複合施設「Kristall」の一部となった。空間はガストロノミー、健康へのケア、海辺の休暇の雰囲気を一つに結びつけている。レストランはアレクサンドル・オガネゾフ(Aleksandr Oganezov)率いるグループに属しており、同グループは複合施設全体の飲食部門を統括し、スウェーデン式ラインのレストラン、ロビーバー、フィトバーも運営している。ここには栄養士の助言に基づき個々にメニューを調整できるバランス栄養システムが整えられている。

雰囲気はまるで家のようで、穏やかな朝食と、緑と海を望みながら過ごす長い夜のために作られている。

デザインはエヴゲニア・ウジェゴワ(Evgenia Uzhegova)のスタジオLivingnowが手がけた。建築は子供の頃の夢——木の上の小さな家——のイメージを軸に組み立てられている。空間は流れるようなフォルムと柔らかな光の移ろいに満ち、こもり感と温もりを生み出している。仕上げには木材、石、天然素材の布地、陶器が使われている。ホール内はチェック柄のテーブルクロス、軽やかなカーテン、イサム・ノグチ(Isamu Noguchi)の彫刻的なフロアランプ、キャンバス地の座面を備えたFredericiaのアームチェアで彩られている。ホールからはベーカリーのショーケースが見え、壁にはまもなく現代アーティストたち——イーゴリ・ノヴィコフ(Igor Novikov)、イワン・プリュシュ(Ivan Plyushch)、ミンナ・チチェリナ(Minna Chicherina)——の作品が飾られる予定だ。

キッチンを率いるのはルスラン・ポリャコフ(Ruslan Polyakov)。コンセプトはレストランとベーカリーを組み合わせたもので、料理の調理・提供とパンの焼き上げが同時に行われる。メニューはヨーロッパのクラシックを土台に、イタリア、フランス、ギリシャ、アジアの要素を取り入れている。主要な料理はJosperグリルで調理され、炭火ならではの香りが加えられる。ラインナップにはピザ、パスタ、肉・魚料理、軽いサラダ、野菜のアペタイザーなどがある。入口では焼きたてのパンが並ぶショーケースが客を迎える。フランス風クロワッサン、ベリーのタルトレット、シュー、そして石窯で焼き上げる天然酵母パンが揃う。