アンナ・タタエワ(Anna Tataeva)とニキータ・タタエフ(Nikita Tataev)夫妻にとって初となる自身のレストランが、公園を望むVTB Arena複合施設内にオープン。コンセプトは「European soul. Asian touch」。ブランドシェフのアレクサンドル・エフレモフ(Aleksandr Efremov)のもと、なじみのある料理をアジアの技法と食材で再解釈して提供する。

Anna Bistroは、アンナ・タタエワ(Anna Tataeva)とニキータ・タタエフ(Nikita Tataev)夫妻にとって初となるレストランプロジェクトで、Leningradsky ProspektのVTB Arena複合施設、まさに自宅の窓の下にオープンした。公園を望むパノラマビュー、二人が個人的な旅で持ち帰ったヴィンテージの品々による内装 — こうした要素が、Anna Bistro Moscowを単なる自宅近くの店以上のものにしている。コンセプトは短く的確に「European soul. Asian touch」とまとめられている — ヨーロッパをベースに、繊細なアジアのアクセントを加え、なじみの味を覆い隠すのではなく、新たな層を重ねている。

「ガストロノミー的な面白さを持ちながらも、日常的に楽しめるわかりやすく心地よい料理の店を作りたかった」 — Anna Bistro創業者、アンナ・タタエワ&ニキータ・タタエフ。

キッチンを率いるのはブランドシェフのアレクサンドル・エフレモフ(Aleksandr Efremov)。経歴にはLucky GroupのSanti、グレン・バリス(Glen Ballis)とのClaudiaが名を連ねる。そのアプローチはメニューにもよく表れている — ビーフストロガノフの隣に牛肉のタタキ、クラブケーキには味噌ソース、チキンスープにはラーメン麺、シーザーサラダには天ぷらエビが添えられる。Anna Bistroのロール寿司は独立したセクションで、ミックスサラダとともに提供され、アジアとヨーロッパの伝統の間に繊細な対話を生み出している。アボカドと柑橘ポン酢のロールは、このアプローチを象徴する一皿だ。

朝食は終日、夕方6時まで提供される。定番の組み合わせに加え、ユズキャラメルのシルニキ(カッテージチーズパンケーキ)、カニと青菜、フレッシュトマトを使った日本風オムレツ「オムレツ・トルネード」といったオリジナル料理も並ぶ。コーヒーは100%エチオピア産アラビカ豆を使用し、モスクワで長年信頼を得ているフィレンツェ製マシン、La Marzoccoで淹れられる。

バーメニューを手がけるのは、Ugolyok、Pinch、Cape出身のヘッドバーテンダー、ヴィタリー・ツァイ(Vitaly Tsai)。彼のカクテルはパーソナライズが前提で、ゲストは好みに合わせてどのドリンクも調整できる。看板メニューは、ジンとラベンダーソジュを使ったAnna's Special。ワインリストはクラシックな銘柄と意外な掘り出し物の両方を網羅し、キャビネットの一つはアンナの個人コレクションに充てられている。ビール派には、樽生のBergauerが用意されている。

Leningradsky ProspektのAnna Bistroは、ビジネスランチ、ワインを楽しむ夜、そして少人数のイベントの場として位置づけられている — つまり異なるリズムと異なる目的に応える店だ。内装もそれを後押しする — 世界各地から集められたヴィンテージの家具や食器が、無機質なコンセプトではなく、暮らしの気配のある空間を作り出している。アリーナ周辺の住宅密集エリアにとって、これはまさに不足していた形の店だろう。