Gorynychは、White Rabbit Familyのチームによるソチの美食プロジェクトで、ベーカリー、グリル、バーという3つの方向性をひとつにまとめている。ここでは、オーブンやホスパー、燻製器を使って焼いたり炙ったりする。

モスクワ店と同様、コンセプトの核となっているのは「炎」だ。

インテリアは全体のコンセプトを視覚的に映し出し、細部までゲストをおとぎ話の世界へと引き込む。中心にあるのは巨大な竈で、装飾にはロシア民話のモチーフがあしらわれている。存在感のある木のテーブル、火の鳥やうさぎ、文様など様々な柄で覆われたソファ。もうひとつの目を引くアクセントとなっているのが、ロシアの画家イワン・ビリビン(Ivan Bilibin)の絵画を再現した大きなパネルだ。レストランの2階には巨大なテラスがあり、海と船を望む景色が広がる。

厨房を率いるのはシェフのエフゲニー・コチェトコフ(Evgeny Kochetkov)。メニューには、シーフードと地元の名物を中心とした炎で仕上げる料理が並ぶ。クバン産トマトとヤルタ産玉ねぎのサラダにナルシャラブソースとチャナフチーズを添えた一皿や、コーカサス風ビーツスープも味わえる。Gorynychは特定の一国の料理にこだわらず、ロシア料理からパンアジア料理、ヨーロッパ料理まで幅広く提供している。「野菜IQ」というセクションでは、付け合わせとしてだけでなく単独の一品としても注文できる料理が揃う。アジア風ソースのブロッコリー、チミチュリを添えたグリルアボカド、アンズタケ入りのベイクドポテトなどだ。「グリル」のセクションには、ステーキ、リブ、魚介類が並ぶ。