ビストロCasperは、シェフのR.キセリョフ(R. Kiselev)と、S.シャルマ(S. Sharma)、A.ベール(A. Ber)、P.シュテインルフト(P. Shteynlukht)によるレストラン経営者タンデムによって創業された。メニュー作りにあたり、創業者たちは自分たちの好みを基準にしたため、バーガーやフライドポテトといった定番料理が並ぶことになった。彼らはシンプルな料理と食材本来の自然な味わいの調和を目指しながら、それぞれの料理に独自の視点を持ち込むことを大切にした。

店内には雰囲気の異なる2つのホールがある——バーカウンターのある1つ目は活気があり、オープンキッチンのある2つ目は落ち着いて居心地の良い雰囲気だ。

インテリアを手がけたのは建築設計事務所Roobiで、余計なディテールや派手な色を排したシンプルな空間を作り上げた。

「Casper」のメニューは特定の料理ジャンルに限定されていない。マリネしたパプリカを添えたイタリア風ブルスケッタから、フランス風の牛肉のタルタルまで、幅広い料理が揃う。シェフはレシピにフランスのソースを積極的に取り入れている。デザートを手がけるのは、シェフの妻でパティシエのYa.キセリョワ(Ya. Kiseleva)で、メニューには「塩の花」を添えたチョコレートケーキ、クリームタルト、カシスリキュールのショコラトリュフなどのスイーツが並ぶ。ソムリエD.コンドラテンコ(D. Kondratenko)が手がけたワインリストは、主にフランスワインを中心に構成されているが、有名な銘柄には偏っていない。特にブルゴーニュ産ワインには力を入れている。バーでは、Hugo、Basil Smash、Clover Clubといった定番のカクテルが楽しめる。